おだやかなフリマ

haruちゃん

2005年10月04日 15:37

この前の土曜日、以前の記事で紹介した
「地域通貨講座」の第3回目が開催されました。

今回はビデオ視聴のあと、地域通貨を実際に使った
フリーマーケットを体験してみました。

実はわたくし、毎回フリマに行くと
「いかに欲しいものを安く手に入れるか」に集中し、
目も血走りぎみ^_^;

だけど、今回のフリマはなんともおだやかでゆるやかな、
心地よい取引の場でありました。

一部を除き、ほとんど全てが記帳方式の地域通貨で
売買されます。
詳しくお知りになりたい方は、この講座の講師、
地球を冷やす男こと、西脇尚人さん
のブログからご質問くださいませ。

今回使ったのは「いとまん」の間2文字を拝借して
「とま」という単位の地域通貨。

100円、じゃなくて100とま。

わたしは、実家の家庭菜園で取れた有機栽培の無農薬野菜や
田舎から大量に送ってもらった乾物などを地域通貨フリマに出品。


それらの野菜などを売り、それで得た「とま」で
自分の欲しいものを買いました。

なにを買えたかというと、
「オーガニック紅茶葉」「オーガニックインスタントコーヒー」
「スローフードの本」「CD」「水筒」です。


わたしにとっては、食べきれない大量の食品(=不必要なもの)が
他の人にとっては欲しいものだったりする。

反対に、他の人が不要なもののなかに、わたしがずっと欲しかったものが
あったりするんですね。


しかもそれらの売買には、いわゆる現金を使用しないので
ちょっと物々交換にも似ているけど、それに加えて
目に見えないお互いを思いやり、信頼しあう、あたたかい空気が
心地よく循環しているのでした。

また、この地域通貨フリマの特徴としては、必ずしも「とま」の残高が
プラスマイナスゼロで終了しなくても良いということ。

例えば、買ったほどに売れなくて、マイナスを持ち越した人は
その分をいつか何らかの形で誰かにお返しすればよいわけです。

それはモノでなくても、何かのお手伝いでも何でも良いのです。
また、プラスを持ち越した人も同様、いつか何か必要なモノ・サービスを
誰かにお願いすることが出来るのです。

でも、それは強制ではなく、それぞれのおかれた環境や
その人なりのペースをお互いが思いあって、循環させていくもの。
強制ではなく、共生するための通貨なんですね。

参加者がほとんど知り合い同士だった、というのもあるでしょうが
本当にゆったりした気持ちでフリマを楽しみ、全員が
「また絶対やりた~い!」と感想を述べていました。

もし、これを知らないもの同士でやったとしたらどうかな・・・?

案外新しい出会いにおける有効なコミュニケーションツールとして
生かせるかもしれない!とも思いました。


このマッサージはゆみこさん提供。
確か10分で500とまだったかな?

このあと、ゆみこさんはピアノの演奏も披露してくれました。
マッサージされているSさんも、三線演奏で皆を楽しませてくれました。

本当に心から楽しめた、地域通貨フリマでした。
参加者の皆様と、講師の西脇さんに感謝!

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